ZenFone 3の特徴から分かるおすすめな人と買ってはいけない人

著者:すー

最終更新日時:2016年08月26日 / 公開日:2016年08月25日

2016年の夏にASUS社から発表のあったZenfone 3。Zenfone 2のシリーズが出てから1年以上経過していたためメジャーバージョンアップを期待していた人は多かったのではないでしょうか。

このページではZenFone 3の特徴を紹介し、その設計思想からおすすめ人と買ってはいけない人を考察していきます。

このページを読むことでZenFoneの特徴・強み・弱みが分かり、あなたが買うべきかどうかが分かるでしょう。ぜひ参考にしてください。

まずは、ZenFone 2とZenFone 3のスペック比較

ZenFone 2はZenFone 5からのメジャーバージョンアップして発売され、画面サイズが大幅に大きくなったほか、性能怪獣と言わしめたスペック(CPU・メモリ)アップが特徴でした。ZenFone 3ではどのようなスペックとなっているのでしょうか。

ZenFone 2とZenFone 3の性能比較がさっそくPC Waatchから紹介されていました。

【表1】ZenFone 2(ZE551ML、日本販売モデル)とZenFone 3(ZE552KL、同社グローバルサイトでJPモデルとして発表されるモデルのスペック、現時点では日本では未発売)
ZenFone2(ZE551ML)ZenFone3(ZE552KL)
SoCIntel Atom Z3580/3560Qualcomm Snapdragon 625(MSM8953)
メモリ2~4GB LPPDDR33/4GB LPPDDR3
ストレージ32/64GB eMMC/microSDカード32/64GB eMCP/microSDカード
ディスプレイ5.5型 IPS(フルHD)5.5型 IPS(フルHD)
Wi-Fi/BTIEEE802.11ac/BT 4.0/NFCIEEE802.11ac/BT 4.2
LTEB1/2/3/4/5/6/8/9/18/19/28B1/2/3/5/7/8/18/19/26/28(FDD)、B38/39/40/41(TDD)
リアカメラ1,300万画素1,600万画素
フロントカメラ800万画素800万画素
外部I/OMicro USB/ヘッドフォンUSB Type-C/ヘッドフォン
バッテリー3,000mAh3,000mAh
サイズ152.5x77.2x3.2~10.9mm152.59x77.38x7.69mm
重量170g155g

参考:ZenFone 3がZenFone 2から厚さ30%、重さ10%削減を実現できた理由

これらについて解説していきたいと思います。

ZenFone 3の大きさから分かる特徴

ZenFone 3の画面サイズは5.5インチとZenFone 2のまま変わりません。またバッテリー容量も3,000mAhと変更がないので同じ大きさかなと思いきや
 ・ZenFone3は重さが15g軽くなっている
 ・ZenFone3は厚みが2.2mmも薄くなっている
といったことから、軽量・スリムになりつつ画面サイズとバッテリー容量を維持していることがわかります。

大きさから見ると「ZenFone 2」と同じユーザー像をターゲットにしていることが推察でき、さらに性能怪獣からよりスリムになったZenFone 3はスマートかつ強力な訴求をしてiPhoneユーザーを狙っていることが伺いしれます。

大きさのポイント
・画面サイズは変更なし
・バッテリ容量に変更なし
・厚みが2.2mm薄くなっている(約7.7mm)

ZenFone 3のスペックから分かる特徴

ZenFone3のCPUはIntel Atomから2016年2月に発表があったSnapdragon 625に変更されました。

スマホのCPUとして少数派であったAtom系から多数派のSnapdragonの変更は、やはりAtom開発中止の流れをうけているのでしょうか。

コア数は8コアとなっており、2015年で多いとされたいた4コアからさらなるアップとなっています。知らず知らずのうちに複数アプリを利用するため、8コア分あると嬉しいのではないでしょうか。

メモリ容量は据え置きです。最近の端末はサクサク動くため、必要十分な設計と思います。

スペックのポイント
・CPUはAtomからSnapdragonに変更
・コア数は4コアから8コアに変更
・メモリは変わらず

デザインの特徴

ZeoFone3はより高級感を演出しています。たしかにZenFone2は見た目は高級感がありましたが材質はちょっと安っぽかったですね。

ザラザラの背面材質をやめ、ガラス材質に切り替えています。質感はそのガラス下のフィルムで演出しているとのことです。

背面は高品質なヘアライン加工に見えるようなガラス+フィルムを採用することで薄型軽量を実現

デザインで1つ気になるのはカメラ部分の突起です。iPhone 6のように背面カメラ部分が凸状にでっぱっているのです。

好き嫌いがはっきりでるところですが、カバーをつけて使う方は特に問題ではないでしょう。

デザインで1つ気になるのはカメラ部分の突起です。iPhone 6のように背面カメラ部分が凸状にでっぱっているのです。

好き嫌いがはっきりでるところですが、カバーをつけて使う方は特に問題ではないでしょう。

ZenFone 3の背面カメラ

性能怪獣のZenFone2に対し、スリム感、高級感を加えたZenFone3は
 ・高級感がある
 ・性能は十分
 ・SIMフリー
 ・安い
 ・MVNOが取り扱う
といったことから、iPhone利用者が格安スマホに乗り換えするときの検討対象となってくるでしょう。

デザインのポイント
 ・高級感がアップ
 ・背面カメラの凸状に注意

デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)に対応

ZenFone3はなんとデュアルSIMデュアルスタンバイに対応しています。

これまで2枚のSIMをさせるスマホはZenfoneを含めてありましたが、片方しか利用できませんでした。

が、ZenFone 3では2枚のSIMを同時に利用できるデュアルSIMデュアルスタンバイに対応しています。
どういうことかというと、「ドコモの回線を音声通話SIM、格安SIMをデータ通信SIM」として利用できることができます。

実際には、発売されて動作検証しないと分かりませんが、これまでキャリアメールや2年縛りで格安スマホ・格安SIMを見合わせていたひともこのZenFone3を購入することでお得に利用することができる可能性があります。

デュアルSIMデュアルスタンバイについては次の記事も参考にしてください。

まとめ

Zenfone3は、性能怪獣と呼ばれたZenfone2をより洗練させつつキャリア回線と格安スマホ回線のデュアルSIMが利用できる端末であることがわかりました。

この端末がおすすめな人は、
・iPhoneを利用しているけど高いからAndoroid端末を探している
・ドコモ、au、ソフトバンクのキャリアも利用したいけど格安SIMで節約したい
という方にぴったりでしょう。

2016年の秋には発売されます。このサイトでも随時最新の情報を追っていきますのでぜひ注目のほどよろしくお願いします。